Myストーリー その人のオリジナルで面白いものがあるか?

私が税理士を目指したのは20代、
そのころは何となく始めた簿記の勉強が面白くなり
「もっと知りたい!」という意欲で税理士試験へと進んでいきました。

そして、20代も終わりの頃、
「今のままの人生は、将来が想像できる。
それは悪くないかもしれないが、別の人生も味わってみたい」
と転職を決意します。

税理士の勉強の終わりが見えてきた30代中盤、
ゴールが見えて希望に包まれていたかというとそうではありません。
むしろ絶望感が漂っていた、という方が正しいかもしれません。

「後処理をしてもお客様は喜ばれない」
「経営計画って、(お客様)本人が分からない計画を作って何になるの?」
「会計ソフトは、お客様にとって使いやすいとはいえない」
「コンサルというけれど、役に立っているのをみたことがない」
「何でこんな上から目線なの?」
「税理士の仕事って結局何?」

経営計画、記帳代行(領収書等を預かって、帳簿、決算書を作る仕事)、
コンサルタントなど、税理士の将来性に絶望感を持っていたことは事実です。


それならば、会社内部に入ってみよう、とご縁をいただいたのがITの会社。
ここでは随分恵まれた期間を過ごしました。
上司は優秀。
関与税理士も超優秀。
会社は2年目で株式上場。
連結決算や開示資料の作成、監査法人対応。
会計システムの改変。
ワード、エクセルを駆使した様々な資料の作成。

入社したときに税理士試験に合格しておりましたが、
一般会社勤め経験のない私にとても暖かく接してくださり、
派遣社員で入社して、最終的に課長まで引き上げていただきました。

エクセルの使用が楽しく、自信がつき、
会計事務所に来る前の意思決定の過程を、目の当たりにすることもでき、
とても勉強になりました。

ただ、ここで次の希望が出てきます。

「税理士、というけれど、会社の内部では相続税業務はない。
一度しかない人生、相続税業務をこなせるようになりたい。」

と思うようになりました。

その頃、
相続税の業務は私の中では未知の魅力的な分野でした。
IT企業に入る前の会計事務所で少しだけ業務をさせてもらい、
一度しっかり取り組みたい、と思っていたのです。

そして無謀にも38歳で資産税を扱う税理士事務所へと転職しました。
勤務して1年経った頃、事務所内の組織変更に伴い、

「来月で契約を切らせてもらう」と言われました。

この言葉を言われたとき、絶望というより
「機会を与えてくれた上司への感謝」が先に出てきました。
感謝を伝えたとき、
心なしか上司の顔がほころんだように私には見えました。

40歳になる半年前
個人税理士事務所としてのスタートを切ったのです。

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桑田直樹 桑田直樹

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